PEOウィークリー 5/1-5/7

 

GW中ということもあり、ほとんど動きが見られなかった。その中で三井住友銀行副頭取の車谷氏がCVCの日本法人会長に就任することが発表された。これまでメガバンクの副頭取まで務めた方がPEファンドに身を投じた例はない。CVCは先月、前LIXIL社長の藤森氏が最高顧問に就任することも発表しており、相次いでシニアメンバーを拡充している。
様々な売却案件が多数ある米国等とくらべて、本邦はPEファンドにとっての案件が常に不足してる状況であり、PEファンドは「ソーシング」と呼ばれる新規投資を発掘する活動を行っている。具体的には、大手企業の経営陣に対して事業売却の提案を行ったり、オーナー企業の経営者に対して事業承継として持ち分をPEファンドに売却することを提案している。
そのような活動を行うためには、広範な企業の経営陣とのネットワークを構築することが重要になる。CVCは車谷氏や藤森氏を迎え入れる事により、ソーシングの力を圧倒的に強化したといえる。今後のCVCの新規案件が楽しみである。

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