日本で活動するすべてのPEファンドリスト

日本で活動するPEファンドは現在何社あるのだろうか？なかなかネット上に包括的にまとめてあるリストがなかったため、ここに作成した。定義の問題もあるが、日々新たなファンドが設立されていく状況で抜け落ちはほぼ確実にあると見ており、お気づきの方がらっしゃればぜひお問い合わせ（info@peonline.jp）までご連絡を！

とりあえず以下のリストで、２０１７年４月末時点で６８社、うちグローバルファンドが１７社存在している。グローバルファンドは比較的歴史の長いところが多い。過去以下以外のグローバルファンド、例えばベスターキャピタルやサンキャピタルなどが日本に参入するも早期に撤退した歴史があり、以下のグローバルファンドは日本に定着しているファンドと考える事ができる。

一方で日系については、改めてリスト化をすすめる中で古いファンドでまだ営業しているかどうかわからないファンドがあったり、逆に新規参入のファンドが多数存在している。特に最近の傾向としては、LBOを前提としたバイアウトにこだわらずに、上場・非上場企業へのマイノリティ出資等によるグロースキャピタルを提供することを目指すファンド（例：グロースポイントLLP、日本成長投資アライアンス）が多く設立されているようだ。

過去バイアウト・ファンドの一部がPIPEs（Private Investment in Public Equities)というグロースキャピタル同様の出資形態で出資するもガバナンスの問題などから上手くいかないケースも散見されていた。今回、新たに参入したファンドのグロースキャピタル投資を過去のPIPEsとどのように違う形で行うか、大変興味深い。

PEO編集長

（2017年8月10日追記）あるM&Aのプロフェッショナルから指摘があり、ウェンデルを69番目に追記しました。

ウェンデルは欧州における最大級の上場投資会社のひとつです。産業界と金融界の両方にまたがる存在です。上場投資会社ゆえ、長期の投資が可能です。また、300年以上にわたり旺盛な企業家精神を発揮してきたファミリー株主によって支えられています。
出所：ウェンデルHP

（2018年7月19日追記）ベインキャピタル投資先リストへのリンクを追記しました。
（2018年8月1日追記）ベアリング・プライベート・エクイティ・アジア投資先リストへのリンクを追記しました。